【U-BASE フィッシング初心者講座】第4回目〜カワハギ釣り編 byフィッシング相模屋

釣りに適した季節は狙う魚種や釣り場によって異なりますが、一般的には秋が最適なシーズンとされています。秋は気候が安定し、釣れる魚も増えてくる季節です。今年の暑い夏に活発だった魚たちは、これからの時期冬に備えて脂肪を蓄えるため餌を多く食べる傾向にあります。今回のフィッシング初心者講座では、特に秋から冬にかけてシーズンとなる『カワハギ釣り』について、フィッシング相模屋さんに教えていただこうと思います。

第4回目のカワハギ釣りの講師は、もう初心者講座ではお馴染みのフィッシング相模屋・齋藤かおりさんです。

U-BASE編集部（以降、U）：今回はカワハギ釣りについてお願いいたします。初心者でも楽しめる釣り方を教えてください。

かおりさん（以降、K）：堤防でもカワハギが釣れることがあります。胴付き仕掛けにイソメをエサとして付けて狙うのも一つの方法です。カワハギ船は9月から12月頃に出船することが多く、初めての場合はレンタル竿を使い、船長からのレクチャーを受けて釣りを楽しむと良いでしょう。船ではカワハギのいるポイントを狙うため本命が釣れる確率も高く、エサにはアサリを使います。

基本的な釣り方は、3本針の胴付き仕掛けに25号または30号のオモリをつけ、アサリをエサにして海底まで沈め、軽く海底を叩いて魚を誘います。岩礁帯を狙うので、根掛かりしないように注意が必要です。仕掛けやオモリを失うことが多い釣りなので、予備を多めに持っていくと安心です。

ベラやトラギスといった他の魚も釣れることがありますが、エサを取られないように工夫するのがポイントです。カワハギは「エサ取り名人」として知られており、気づかないうちにエサを奪われることもしばしば。エサがなくなるのは魚がいる証拠ですので、カワハギとの知恵比べを楽しんでみましょう。

U：カワハギ釣りで、初心者が気を遣うポイントがあれば教えてください。

K：カワハギ釣りに限らず、釣りをしていると毒針を持つ魚がかかることもあります。特に岩場のポイントでは、鬼カサゴなど危険な魚が釣れることがありますので、素手で触らず、プライヤーやフィッシュグリップを使って対応しましょう。また、船釣りや堤防釣りでは周囲の人と気持ちよく楽しむために、挨拶を心がけることが大切です。こちらから挨拶することで、釣りの情報交換ができたり、困ったときに助けてもらえることもあります。

U：必要な道具やおすすめの釣具があれば教えてください？

K：カワハギ釣りに必要な道具として、竿、ベイトリール、仕掛け、替え針、エサ、オモリが挙げられます。カワハギ専用の竿は市販されていますが、最初はレンタル竿でも十分です。たとえば、手軽な『ワンダーショット』は3,000円～、カワハギ専用の竿では『ダイワ カワハギX』が12,000円～販売されています。

U：神奈川県下でのおすすめカワハギ釣りスポットはどこですか？

K：相模湾でのカワハギ釣りには、釣り船のご案内となります。相模湾では、ちがさき港の一俊丸や横須賀の志平丸です。志平丸は相模屋スタッフも良く利用してます。

U：それでは、最後にカワハギ釣りの魅力を教えてください。

K：高級魚のカワハギは、季節によって楽しみ方が変わります。夏は身が美味しく、冬は肝が入り『肝和え』が絶品です。調理方法も豊富で、刺身、から揚げ、煮つけ、皮付きで焼くと身がふっくらして美味しくいただけます。

カワハギは、先に申しましたようにエサ取り名人です。ゲストにいかにエサを取られず、カワハギを釣るか、またカワハギにもエサだけ取られないようにしなくてはなりません。そのやり取りがとても楽しく、大会などが開かれる程、ゲーム性の高い魚種になります。引きもゴンゴンと楽しめて、小さくても楽しめるため、釣りの楽しさと食の美味しさの両方を味わえる魚です。

U： かおりさん、いつもありがとうございます！また釣りについて色々と教えてください。

K：こちらこそありがとうございました！またよろしくお願いします！

今回、教えていただいたカワハギですが、フィッシング相模屋による釣り教室が開催予定となっています。すぐに店員がいっぱいとなってしまう相模屋さんの釣り教室です、ご参加希望のお客様はお早めにお問い合わせください。
またご参加希望の魚種や漁場がある方は下記のリンクから相模屋さんのイベント情報をいち早くチェックしてください！