U-BASE Diary

『U-BASE フィッシング初心者講座』第3回目〜シロギス釣り編 byフィッシング相模屋

海、川、湖を有する神奈川県は、関東でも屈指の釣りスポットがいくつもあります。しかし「釣りはやってみたいけど、どうやってやるのかわからない・・・」という方も少なくないはず。そういう方に向けて県下で出来る初心者向けの釣り講座を、U-BASEのフィッシングギアをセレクトしてくれている相模原の『フィッシング相模屋』さんに教えていただく『U-BASE フィッシング初心者講座』。

3回目となる今回の講師となってくれるのは、この初心者講座2回目登場となる齋藤かおりさんです。

講師:齋藤かおりさん(フィッシング相模屋)

皆さまの楽しい釣りのサポートができるよう日々勉強してます。小物釣りから大物釣りまでエサ釣りが好きです。ワカサギでは初心者からベテランさんまで使いやすい『かおりん仕掛け』を作りました。カワハギではオリジナル色(かおりんネーブル)のオモリも好評ですのでぜひ使ってみてくださいね♪ 1人釣行もよくやるので見かけたら、気軽に”かおりん”と声をかけてくださいね♪

U-BASE編集部(以降、U):今回はシロギス釣りについてお願いいたします。シロギスというのはどのような魚でしょうか?

かおりさん(以降、K):別名”海の女王”とも言われるほど綺麗な透き通った魚で、15-25cmの魚体です。海水の砂地帯に生息しているので、船釣りをするポイントは岸からそれほど離れていない所が多いです。群れでいることが多いため、釣れ始めると連続で釣れ、「一家で釣れた」という表現をしたりもします。エサはイソメやジャリメで釣れ、引きも楽しめ、手返し次第で数が釣れやすいので初心者にもおすすめの魚種です。身は淡白で、定番の天麩羅はホクホク。塩焼きも美味しいです。シロギスは足が速く傷みやすいので、新鮮でないと味わえない釣り人特権であるシロギスのお刺身は甘くて絶品です。

U:シロギス釣りの時期を教えてもらえますか?

K:ほぼ1年中釣れますが、釣れやすい時期は6月から10月頃です。産卵のため浅瀬に来るので砂浜からでも釣れます。東京湾では1年中シロギスの乗合船が運航していますが、真冬は釣果が落ちるため、シロギスをたくさん釣るなら今が良い時期です。また、相模湾では資源保護のため、産卵期に合わせて禁漁期間が9月から12月となります。

U:シロギス釣りの釣法を教えてください。

シロギス釣りは砂浜や堤防から釣ることもできますが、今回は船釣りについて説明します。東京湾と相模湾で少し釣り方が異なりますが、基本は一緒です。東京湾のエサはイソメ、相模湾はジャリメを使用し、東京湾の仕掛けは胴付き仕掛けまたは秤仕掛け、相模湾では天秤仕掛けの方が釣れる傾向にあります。オモリは15号-20号を使います。船の真下や投げられる場合は扇形に広範囲を狙います。

針にエサをつけますが、短く切ることもありますが、私はまず1匹付けをしてアピールします(切るとエサの動きが悪くなるため)。オモリが海底に着いたら、糸ふけを取り、竿を立て、手前に引き寄せて、喰いの待ち時間を入れながら手前へと糸を巻いていきます。投げてからゆっくり引きずってくるだけでもアタリます。真下に落とした場合は、オモリを上下に動かし、砂を舞い上がらせることでエサがいるようにイメージして誘います。活性が良い時は仕掛けを動かしている時にも食いついてきます。

アタリがなければ仕掛けを巻き上げてエサが取れていないかを確認し、再度仕掛けを落とします。アタリはあるけれど針掛かりしない時は、食いが渋いのでエサを吸い込みやすく短め(6cm)につけたり、仕掛けの枝スを長めにしたり、誘ってからの”待ち”を長めにします。シロギスが針掛かりするとブルブルと引きますので、針を食い込ませるために、竿をグイっと立てて”あわせ”を入れます。この時点でキスの口にがっちり掛かっているイメージです。あわせを入れたら仕掛けを巻き取ります。水面にキレイな魚体が見えたら、竿を立てて魚を上げてください。針ごと飲んでいる場合も多いです。

無理に引っ張ると糸が切れることがあるので、エラから手を入れて針を取る方法もありますが、針が指に刺さることもあるため、針外し機などがあると便利です。釣ったシロギスはバケツなどに入れて、なるべく死んでしまう前に海水と氷を入れたクーラーボックスに移しましょう。

U:釣るコツや、初心者が注意すべきポイントがあれば教えてください。

K:広範囲に探ることと、エサ替えは必須です。魚も新鮮なご飯が大好物です。まだエサが付いているからといって変えないと釣れません。また、イソメやジャリメは暑さに弱いため、外に出しっぱなしにしていると動きが悪くなり、弱ってしまいます。クーラーに入れながら少しずつ出すと、よく動き、新鮮な状態が保てます。

仕掛けを投げる際は、アンダーハンドキャストという方法を用い、竿先を下向きにして前方に仕掛けを投げるようにしてください。頭の後ろから仕掛けをボールを投げるように飛ばすのは、周りの人に針が刺さったり、オモリが当たるなどの危険があるため、やってはいけません。

U:シロギス釣りに必要な道具やおすすめの釣具があれば教えてください。

K:シロギス竿/シロギス専用竿がおすすめですが、低価格で揃えるのであれば以下がおすすめです。
万能グラスソリット竿ワンダーショット
リール/2000 - 2500番 スピニングリール
シロギス船釣り仕掛け/2本針
オモリ/ 15 - 20号
秤/10cm
エサ/イソメ、ジャリメ

「万能グラスソリット竿ワンダーショット」などU-BASE海老名でも取り扱っています。

U:県下でのおすすめシロギス釣りスポットを教えてください

K:シロギス乗合船が出ている東京湾では金沢八景、相模湾では茅ヶ崎港の船宿さんがおすすめです。

U:最後にシロギス釣りの魅力を教えてください。

K:シロギスは数が釣れるので、ゲーム性が高い魚種です。あわせのタイミングによってバラしたり、いるのに掛からなかったりと、悔しい思いをするのも釣りの醍醐味です。その日のシロギスの喰い方が読めた時には、連続で釣れることもあります。魚の引きも楽しめて、釣って楽しい、食べて美味しいシロギスです。

U: 今回もありがとうございました!また釣りについて色々と教えてください。

H:こちらこそありがとうございました!またよろしくお願いします!

今回のインタビューにお答えいただきましたフィッシング相模屋・かおりさんによるシロギス釣り教室が開催予定となっています。すぐに店員がいっぱいとなってしまう相模屋さんの釣り教室です、ご参加希望のお客様はお早めにお問い合わせください。
またご参加希望の魚種や漁場がある方は下記のリンクから相模屋さんのイベント情報をいち早くチェックしてください!
『フィッシング相模屋』ホームページ

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