U-OWNERS Vol.3 日常と旅をつなぐ、家族の時間。 U-BASE CAMPER オーナー 岩本様
「限られた時間でも、家族と自然に触れる時間を大切にしたい」
そう話してくれたのは、U-BASE×Toy-Factoryキャンパー『BADEN(バーデン)』を愛車に "VAN LIFE"を楽しまれている岩本さん。平日は病院で勤務し、休みは日曜日だけ。忙しい日々の中でも、家族との時間をどうにか確保したいという思いから、キャンピングカーを通じて“暮らし方そのもの”を変えていったそうです。
日曜のわずかな時間でも出かけられるキャンピングカーは、家族との大切な時間を取り戻すためのパートナー。通勤にも使い、週末は自然の中へ。そんな“日常と旅のあいだ”を自由に行き来する岩本さんのスタイルには、キャンピングカーならではの自由さと温かさが詰まっていました。今回は、ご家族との旅の思い出や愛車へのこだわり、そしてキャンピングカーがもたらした新しい暮らしについて伺いました。
― まずは自己紹介をお願いします。
妻と7歳・4歳の子どもと一緒に、休日のわずかな時間でもキャンピングカーで小さな旅を重ねています。平日は病院で勤務しており、休みは基本的に日曜日だけ。限られた時間の中でも家族と自然に触れる時間を大切にしたくて、キャンピングカーのある暮らしを始めました。通勤にも使っているので、まさに"日常と旅をつなぐ相棒"です。
― キャンピングカーを購入されたきっかけは?
忙しい生活の中でも、家族と過ごす時間をもっと柔軟に取りたいと思ったのがきっかけです。宿の予約に縛られず、思い立ったらすぐ出発できる自由さが決め手でした。車があればどこでも“自分たちの居場所”になる、その感覚に惹かれました。
― 普段はどんなふうに使われていますか?
平日は通勤に使っていて、週末は近県へのドライブや小旅行が中心です。ガソリン(二駆)で燃費はおよそ7.5km/L。運転席まわりやスピーカー、ハンドル、充電系などを自分好みにカスタムしていて、走る時間そのものが楽しいんです。
― 印象に残っている旅や、おすすめのスポットはありますか?
福島県の『RV RESORT 猪苗代湖モビレージ』は湖畔の静けさと景色が素晴らしくて、貸切のお風呂から眺める夕景が忘れられません。あと、家族で車ごとフェリーに乗って九州を旅したときも印象的でした。福岡・阿蘇・別府を巡って、子どもたちは船の上で映画館やBBQ、露天風呂を体験。非日常の連続に、家族みんなが笑顔になりました。
― 愛車のこだわりポイントを教えてください。
以前はハイエースのナロー(標準ボディタイプ)にルーフテントとキャリアを載せて、海外のオーバーランダースタイルを目指してDIYしていたんです。ブロックタイヤやオーバーフェンダー、ラバースプレーでのブラックアウトなどもしましたが、内装の快適性には限界があって…。しかも憧れて取り付けたUSアンテナは、妻から「何それ!?」と不評でした(笑)。
以前乗られていたハイエース
その経験を経て選んだのが、この『BADEN』です。内装の完成度が非常に高く、エアコン・ルーフベント(屋根に取り付けられた換気扇)・FFヒーター・冷蔵庫・ソーラーパネル・サイドオーニングと、すべてがバランスよく整っています。特に照明と内装の質感は群を抜いていますね。
また、ハイエースベースはカスタムパーツが豊富なのも魅力です。ツイーターやスピーカー、デッドニング(防音材・防音装置)も行って、ドアを閉める音まで上質になりました。ドア周りに隙間テープを入れて風切り音を減らしたり、電子ミラーを追加したり…。少しずつ自分の手で仕上げていく過程が楽しくて、まさに“育てるキャンピングカー”です。
― 「買ってよかった」と感じる瞬間はどんなときですか?
ホテルや旅館では味わえない、土地ごとの空気や人との出会いがあります。家族とその景色を共有できることが何よりの喜びですね。もともと”全国に別荘を持つのが夢”だったんですが、この車があればもうそれが叶ったような気がします。どこへ行っても、そこが自分たちの拠点になる。そんな自由が手に入りました。
― 最後に、これからキャンピングカーを検討している方へメッセージをお願いします。
キャンピングカーは単なる移動手段ではなく、"自分らしい暮らしをつくる道具"だと思います。カスタムを楽しみながら、自分のライフスタイルに合わせて育てていける。そうした自由を感じることで、日常の景色さえ少し違って見えるようになります。