【U-BASE 湘南】U-BASE SHONANの秘密
2020年11月21日、神奈川県を大和市から江ノ島まで縦に分断する国道467号線沿いに、U-BASE 湘南はオープンする。コンセプトは”あなたらしさを発見できる、クルマ遊びの情報発信基地”だ。このショールームを任される駒﨑店長は以前からオートキャンプが好きとのことで、まさにこの遊び発信基地の店長に相応しい。しかし単にオートキャンプが趣味だということよりも、出会いを大事にするところやその真面目で明るい人柄こそが、他にはないショールームとなるU-BASE 湘南を任された最も大きな理由なのだとインタビューを通して感じた。そんな頼もしい遊びの先輩に、オープン前のショールームでU-BASE 湘南の見どころや過去、そしてこれからについて聞いた。
U-BASE編集部(以下、UB):もともと車が好きだったのですか?
駒﨑店長(以下、K):そうですね。まだ学生だった16歳のときにガソリンスタンドでアルバイトを始めて、大学卒業まで7年間続けました。当時は今のハイエースのような形で『ハイエースワゴン』と呼ばれた、ハイエース100系という車種があって。今は廃番になってしまったんですが、それがすごく良い車だったんです。もともと営業職を希望していたのですが、それに乗りたくて横浜トヨペットに入社したみたいなところはあります。
UB:ということは、もともとU-BASE 湘南のコンセプトに近いような車がお好きだということですか?
K:はい。車で遊びに行って車中で休んだり、寝たりできるのが好きでしたね。オートキャンプも大好きなんですよ。
UB:オートキャンプが好きになったきっかけはなんですか?
K:家族が出来たことですかね。結婚するまで僕は海によく行っていたんですが、奥さんの家族がよくキャンプに行ってまして。長男が産まれる前ぐらいに奥さんが「キャンプをしたい」と言って、初めて二人で行きました。そのときの僕は初心者すぎて、薪に直接ライターで火をつけようとしていて。そしたら隣のお客さんが見かねて、着火剤をくれたんですよ(笑)。当時はスマホもなかったし、その場で調べる術もなかったので。それが17年前で、最初はそんなものでした。でもそれからオートキャンプが好きになりました。もともとは単にお客様だったけど親交が深まって、今では毎年オートキャンプにお互いの家族を連れて行く関係になった方もいます。今年はコロナで行っていないんですが。
UB:駒﨑店長にとってオートキャンプの魅力はなんですか?
K:家族や友人との輪が広がること。それと個人的に好きなのは、普段使わないダッチオーブンなどのアイテムを使って料理を作ることですかね。
UB:U-BASE 湘南として取り扱う車種を教えてください。
K:取り扱う車種は限定していませんが、メインで扱うのがハイエースをベースにしたキャンピングカー、アルファードです。あとは車種問わず、エアロパーツを付けているような車だったり、マフラーを変えているような車だったり…横浜トヨペットのお店とは差別化を図っていて、同じ車でもカスタムしている車を扱っています。
UB:こちらで扱うカスタムパーツはどういったものですか?
K:正直カスタムパーツというと、トヨタ純正以外の社外品は、ピンからキリまであります。その中でも信用性の高いTOM’Sさんですとかジャオスさん、モデリスタさんなど、ディーラーとしてできるだけ信頼のおける社外品を取り扱い、お客様にも安心して楽しんでいただけるように選んでいます。
UB:他にこういったコンセプトのトヨタのお店はあるのですか?
K:GRガレージという、メーカーさん主導のGRレーシングに出すようなお店はありますが、U-BASE 湘南のようにキャンピングカー、アルファード、カスタムカー、あとは次世代ブースなど欲張りにやっているところはありません。
UB:ショールームのコンセプトを教えてください。
K:横浜トヨペットのお客様や既存のユーザーはもちろんのこと、今回このお店では『Orange』さんや『TOY FACTORY』さんなどのアウトドアに興味のあるお客様、さらには近隣のお客様まで、アウトドアと車をいっぺんに楽しめる場所を目指しております。横浜トヨペットの既存のお客様、そして新規のお客様にも是非お越しいただきたいです。
UB:仰っているように、関西屈指のアウトドアショップ『Orange』が店舗内ショップとして入っていますね。
K:テレビに取り上げられて現在人気急上昇中の、『Orange』さんのアウトドア万能スパイス『ほりにし』の取り扱いもあります。それと先ほど言った、取り扱う車種以外にも使用可能なカスタムパーツもあります。Orangeさんの商品だけ見に来たり、買っていくお客様も多いのではないかと思っております。率直な気持ちとしては、一体どれくらいのお客様がいらっしゃるのだろう、と思って心配しております。スタッフはいままで普通に営業をやっていたので、様々な目的を持った複数のお客様が同時に来店する、という状況に慣れておらず…混んでしまったときにどう対応していいのか、今は不安と期待に満ちています。
UB:『Orange』さんの商品を見に来るだけでも来店することは可能なのですか?
K:はい、もちろんです。
UB:他にも来店したお客様に見て欲しいポイントなどはありますか?
K:各車のブースは当然のことですが、その中でも次世代ブースというのがあります。現在トヨタが静岡県裾野市に『MaaS』という街を作り、様々な実験をしているんです。このプロジェクトでは車自体が1つの移動型診療所や移動型事務所となり、被災地に行って救助の手助けや治療のサポートをするなど、車を移動手段として使う以外の様々な使い方を研究しています。車の未来というのは一見閉ざされているようで、すごく開かれているんです。皆さんが知らない新しい車の使い方を提案できるような研究開発が、トヨタ主導で進んでいます。U-BASE 湘南の次世代ブースでは、そういった最新の情報や車の方向性を知ったり体験できるような展示を見れることとなります。
UB:今後お店として取り組みたいことなどありますか?
K:今は既存の車に既存のパーツを組み合わせて作っていますが、『TOY FACTORY』さんや『Orange』さんとコラボして、1個ずつオーダーをとりながらU-BASE 湘南オリジナルカスタムのキャンピングカーを作れるようにしたいです。このショールームはただの車屋さんではありません。クルマ遊び基地として、アウトドア用品も揃うしキャンピングカーも買える、関連するものはなんでも揃っちゃうような他にはないショールームにしていきたいです。
UB:それでは最後にお客様に一言お願いします。
K:「いつも明るく将来に希望を持とう」というのが僕のモットーです。常に笑顔で親身にお客様の相談にのりますので、安心して気軽にお越しいただきたいです。そして体験型のお店でもありますから、ぜひこのショールームにきて楽しんで欲しいです。スタッフ一同そういう気持ちでいますので、是非ご来店ください!