U-BASE Diary

U-VOICE インタビュー Vol.19 – キャンプセラピスト 町田まい

今回のU-VOICEのゲストはキャンプセラピストの町田まいさんです。10年前からアウトドアを嗜み、その中で自然に癒された体験をもとにキャンプセラピストとしても活動している町田さんは、神奈川県大和市でリラクゼーションサロン「sol flor(ソルフロール)」を主宰し、ウエインズパーク海老名でも出張セラピーを行い”癒し”を提供してくれています。

まだあまり馴染みのない”キャンプセラピー”とは、自然の中でリラクゼーションを行うことでより効果的に”癒し”を提供する近年注目されているサービスです。キャンプを通じた自然体験は、うつ病や肥満、ストレスといった現代病の改善、記憶力、認知機能、創造性、免疫力の向上など、あらゆる面での効果があると言われています。私たちがキャンプに行き、薪を割り、火をつけ、調理し、それらを一通り楽しみ、片付けて帰る。字面にするとほとんど仕事をしているのと変わらないのに、環境が違うだけで得られるものが大きく異なります。生活環境によって発症する疾患や心理的な不具合である現代病は、その名の通り、自然の中で生きていた古代には存在していなかったとも言われています。全てを合理的に解決することを求められる現代社会における私たちは、誰しもが現代病のリスクを潜在的に抱えながら日々を過ごしています。

現代病の予防や改善に注目のリラクゼーションである”キャンプセラピー”に興味がある方は、町田さんの施術を是非とも自然の中で体験してみてください。

U-BASE編集部(以下、U):キャンプセラピーとはどういったものでしょうか?

町田まい(以下、M):アウトドアセラピー、と言い換えた方がイメージしやすいかもしれません。五感が刺激される自然の中で、心や身体の疲れを癒やすセラピーです。主にドライヘッドトリートメント(水やオイルなどを使用せず、ハンドマッサージで頭皮からしっかりと揉みほぐすことで疲れた脳を癒す施術)を行いますが、その他の部位へのご希望があればそれを考慮して、ボディケアやハンドマッサージを行うこともあります。キャンプというとみなさんテント泊を想像すると思いますが、団体活動や合宿のことをキャンプと呼ぶように、人が集まる場所や合宿なども大きな括りでの自然を意味する言葉でもあります。なのでアウトドアに限らず、必要があれば場所を限定せずにどんな場所でも癒やしをお届け出来るセラピストとして、これからもフットワークを軽くしていたいなと思っています。


U:キャンプセラピストを始めたきっかけを教えてください。


M:インスタグラムの広告で見た『キャンプ×セラピスト』という文言に”ビビビ!”ときたんですよね。というのも、元々エステセラピストとして働いていましたし、1人でも愛犬と一緒にキャンプに出かけていたりしていましたので、「やりたい!」というより「やらねば!」と直感的に思いました。この”ビビビ!”のおかげで、一般社団法人日本アウトドアセラピー協会のキャンプセラピストの一期生となりました。またコーディネーターという役割をいただき、アウトドアイベントの実行委員などもやらせていただいて、たくさんの良い経験をさせていただきました。そこから同じ想いを持った仲間に出会う機会も増えて、1人では出来ないことやイベントなどにも積極的に参加するようになりました。

U:キャンプセラピーはどのような人におすすめですか?


M:アウトドアでのセラピーは現代を生きる皆さんにおすすめです!私たちはとにかく情報過多で電磁波まみれの中に生きている状態です。アウトドアセラピーを体験することで30分でも電子機器から離れ自然の中で過ごしてもらえるきっかけになればと思っています。自然に出ると私たちはなぜか深呼吸してしまいますよね。無意識に呼吸が深くなるのは、風の音や海の香りなど壮大な自然を五感で感じ、神経が刺激され意識が自分に向くということで、身体や心が整うのです。心に余白が出来ると新しい発見に気づいたり、思わぬアイデアがひらめいたりと、仕事も順調になって良い事づくしです。なかなか時間がとれないよ〜という方には出張ヘッドスパがおすすめです。ウエインズパークさんでの出張施術はもちろん、ご依頼があれば愛車のプラドに乗ってわりとどこへでも出張します。自然の中に行くことができなくても、アロマの香りや音楽、視覚などを工夫して一瞬のトリップが出来るようにします。


U:お客さまからはどのような声がありますか?


M:アウトドアや出張でセラピーを行うようになって、年配の方や男性に利用していただくことも多くなりました。街のサロンや〇〇セラピーというと女性向けというイメージがあって、仕事で疲れていても入りづらいという男性の方が多いようで。アウトドアやイベント会場だと「気兼ねなく利用できて嬉しい」と言っていただけることが多いです。また、なかなか出かけてくれない高齢の方をお散歩に連れ出すきっかけづくりとしてもアウトドアセラピーが力を発揮した、とのご報告もいただきました。昨年認知症の父を亡くした私には、外に出るのが億劫になってしまう高齢の方の気持ちと、出かけてもらいたいご家族の気持ちが想像出来て、とても嬉しいご報告でした。

U:キャンプやアウトドアはもともと好きだったのですか?


M:初めてキャンプに行ったのは10年ぐらい前ですね。友人のグループキャンプに参加させてもらったのがきっかけです。日々の生活からの開放、新しい発見や工夫をすることでのワクワク感、人との出会い、自然からのエネルギーと刺激によってパワーチャージして「私生き返ったー!」と実感しました。そこから道具を揃え始めて毎年キャンプをするようになっていきました。あと犬がいるのでお出かけするには何かとキャンプの方が都合がよかったというのも、キャンプを始めるポイントでした。キャンプ歴が10年というとベテランのように聞こえるかもしれませんが、基本自然の中でぼーっとするのが私のアウトドアのスタイルです。


U:今までのアウトドア体験で1番パワーをもらえた場所はどこでしたか?


M:ありきたりですが富士山は見て美しく、特に暗くなって焚き火をしながら眺めると最高の瞑想時間を得られてリフレッシュできますね。その絶景を眺めているとついついお酒を飲みすぎてしまうんですけどね(笑)。でも仲間がいるとそれはそれで楽しい時間ですよね。


U:今後の活動や目標を教えてください。

M:2025年2月から、ウエインズパーク海老名さんで毎月第1日曜日に『リフレッシュ&リラックス ドライヘッドスパ体験』を定期開催します。今までは不定期でしたが、初回は2月2日(日)にハーブやよもぎ、アロマオイルとマグネシウムを使った癒しのアロマパック作りのワークショップも併せて行う予定です。施術と香りでぜひ癒されに来てください。また今後も、自由に色々な場所でアウトドアセラピーを広めたいと思っています。最終的には私を必要としてくれる人のもとへ自由に行けるサロンカーを持つのが目標です!


【プロフィール】
町田まい
一般社団法人 日本アウトドアセラピー協会
セラピーキャンプコーディネーター
認定キャンプセラピスト
公式ホームページ:わんこのいるプライベートサロン sol flor(ソルフロール)
公式インスタグラム:@sotono_maimai



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