U-VOICE Vol.13 フィッシング相模屋店長 平賀精一
昨年の8月にオープンした『U-BASE相模』(U-BASE相模 石田祐平店長のインタビューはこちら)は関東随一の釣り場である津久井湖・相模湖周辺という立地によって、U-BASEの中でも”アウトドアの前線基地”と位置付けられている。”クルマと遊びと個性をカタチにする”という新たなクルマの楽しみ方とライフスタイルを提案するU-BASEでは、オリジナルのキャンピングカーやSUV車、さまざまなアウトドア用品が店頭に並ぶ。『U-BASE相模』ではそれらの標準装備に加え、フィッシングギアを唯一販売しているお店だ。その『U-BASE相模』のフィッシングギアをセレクトしてくれているのが、地元相模原市の『フィッシング相模屋』である。
相模屋は1970年に小田急相模原にて12坪の釣具店として創業し、1987年に現在と同じ上溝番田に移転した。その後三度の売り場面積拡大を経て、現在は約300坪の上溝番田店と水郷田名店を営業している、地元の老舗釣具店である。海と川と湖があり様々な釣りが楽しめる神奈川県下において、最大級の広さの売り場に所狭しと並ぶ豊富な品揃えは圧巻の一言。それぞれの釣りに対応できる商品量もウリだが、スタッフ自体が釣りをするためにそれぞれの釣りに対する専門的な知識も持ち合わせていることも嬉しい。
レジ上にはスタッフそれぞれの専門担当が掲出されている。
市内を流れる相模川では古くからアユ漁が盛んに行われており、江戸時代には幕府への献上品として使われていたほど。そのためアユ釣りに関しては特に力を入れているそうだ。また相模屋では FM Yokohama84.7のラジオ番組『The Burn』内『Sagamiya presents 爆釣モーニング』や YouTube チャンネル『魚とあそぼ!相模屋TV』など、様々なメディアを活用して釣りの楽しさを普及する活動にも力を入れている。今回のU-VOICEでは、未経験者から上級者まで県下における”釣り”の楽しさと、それを知る"きっかけ"作りを創業以来伝え続ける『フィッシング相模屋』の店長、平賀精一氏を迎えお話を聞かせてもらった。
広々として店内には愛好家の魚拓や写真もたくさん飾られている。
U-BASE編集部(以降、UB):まず『フィッシング相模屋』はどんなお店ですか?
平賀精一(以降、H):初心者から上級者まで皆さんに釣りを楽しんでいただけるよう、サポートやお手伝いをできるお店を目指してやっています。また“量販店に近い商品量を持ちながら専門店である”というのがコンセプトでもあります。なので各部門にエキスパートがいて専門的な知識もしっかりとある、というのが相模屋に僕が入った頃からの目標になっていました。専門店すぎてもあれですし、でも専門店ぐらい知識がないと満足できないお客様もいらっしゃいますから、その両立を目指してます。
UB:平賀店長おすすめの釣りスポットはどこですか?
H:釣りにも色々あるのですが、相模屋は海にも川にも湖にも近い場所にありますので釣りを始めるにはとても良い環境です。その中でもほど近い相模川周辺は釣りを始めるには良い場所が沢山あります。津久井湖や相模湖、そして相模川、中津川、道志川があり、ちょっと離れれば桂川や酒匂川などがあります。相模屋が力を入れている鮎釣りが出来る河川も多く、川遊びや釣り場として割りと近くに複数のスポットがあり遊びやすくお勧めです。
冬から春にかけてが旬のワカサギ釣りコーナーにて
UB:U-BASE相模とのコラボレーションのお話があったときはどう感じました?
H:初めにお話しいただいたときは、うちがちゃんとやっていけるのかという思いもありました(笑)。ただ相模屋としては「釣りをした事がない方たちにいかに釣りの楽しさを知っていただくか」ということが課題でもありましたので、ウエインズトヨタ神奈川のU-BASEさんとやることで色々な方に新たにご案内ができるかもしれないということで、チャレンジすることにしました。うちの名前を知っていただいて、ネットで検索して釣りっていうものに興味を持ってくれたらなお良い、と思っています。あとはアウトドアをやっている方で釣り好きの人や、釣りに興味を持ってくれたりする方たちも少なくないかなと思いますので、双方にとっても良いきっかけになると思います。
UB:U-BASE相模での品揃えに関して気にしたポイントはありますか?
H:場所柄的に津久井湖と相模湖が近いので、そこに来られる釣り人に向けたセレクトにしてますね。ご当地の釣り場だけに特化したお店って少ないと思うので「あそこでやるのであれば近隣の釣り場のフィールドにしぼって商品をセレクトしたら面白いだろう」って思っていますね。
フィッシング相模屋がセレクトするU-BASE相模の釣具コーナー
UB:相模屋さんの店舗前にて何度か U-BASE相模が出店して『カスタムカー展示&アウトドア用品販売』を開催させていただきましたが、反響はいかがでしたか?
H:結構お客様の中で「良いなっ」という声は聞こえてきました。こういったキャンピングカーやアウトドア商品があるって分かっていても、実際に見に行って触れる機会はがなかったりすると思うのですが、わかっていても実際になかなか見に行く機会がなかったり、自分の趣味で来ているお店でそういうものをパッと見れるというのは、知っていただけるきっかけになるのかなと思いますね。今回もそうですけどお客さん自体は「良いね」って言ってくれた人が多く、続けていくことでどんどん認知されていくきっかけになれば良いのかなと思っています。
UB:今後への要望などはありますか。
H:お車やレンタルキャンピングカーなどを使って使用感など皆さんに体験していただくというのを、釣りを絡めてイベントというか、新たな取り組みとしてできたら良いなあと思っています。釣りにとって車はマストです。理想の車があればいかに釣りが快適になるかは実際に見て、その先はそれに乗って、それを借りて釣りに行って感じていただいて広げていく。釣りもそうだけれど、やっぱり実際にやってみて体験しないとわからないですからね。双方をうまく絡めるようなイベントをやれたら良いなあと思っています。
U-BASEが出店した『カスタムカー展示&アウトドア用品販売』の模様
UB:店長自体はキャンピングカーがある”バンライフ”に関してはいかがですか?
H:興味はめちゃくちゃありますよ(笑)。キャンピングカーがあることによって、めちゃくちゃ出来ることの選択肢も増えますからね。例えば地方の河川に釣りに行ったときに、結構近くに宿がなかったりするんですよ。結局宿のためだけに市街地に降りていかなければいけなくて、また次の日に釣り場に戻らないといけないので、体力的にも費用も負担が増えますからね。そういうことを考えると絶対的にあったら便利だなって間違いなく感じますよね。キャンピングカーがあればいけるところがだいぶ変わりますよね。
UB:今後取り組みたいことはありますか?
H:もともとチャレンジしてみないとわからない派の僕なんですけど、U-BASEさんとこういったコラボレーションできるのはありがたいですね。なのでU-BASEの皆さんにも釣りの魅力を広めるために、U-BASEのフィッシングクラブを作りたいですね(笑)。僕たちがアテンドして、例えば各メーカーさんの竿とかリールとかレンタルで借りてきて使ってもらうとかできると思うので。それで自分で釣ったものを料理して食べるっていう(笑)。
相模屋オリジナル『ピカイチくん』。この商品をお目当てに遠方からわざわざ来られるお客様も多い。
UB:そうですね、ぼくらにとっても"きっかけ"がないと自分では踏み込めなかったりしますもんね。それでは最後にお客様に一言ありますか?
H:釣りを始めるなら是非相談にきてください!初めてやる釣りが楽しいものになって欲しいので、そのお手伝いをしっかりさせてもらいます。今はいろんな情報があるので選択するのが大変だと思うので、お店に気軽に聞きに来て欲しいですね。
フィッシング相模屋
フィッシング相模屋 上溝番田店
住所:〒252−0243 神奈川県相模原市中央区上溝407-1
TEL: 042-778-4991(代表)
TEL: 042-778-4995(商品問い合わせ)
営業時間:10:00〜21:00
定休日:なし(臨時休業は必ず事前告知)
公式ホームページ
Twitter: @SAGAMIYA_staff
YouTube: 魚とあそぼ!相模屋TV