U-VOICE Vol.11 U-BASE相模店長 石田祐平
神奈川県下最大の一級河川である相模川は富士山を源とし、富士五湖の1つである山中湖から流れ出る。山梨県内では桂川と呼ばれながら神奈川県に入って中央部を流下し、支川を合わせて相模湾に注ぐ。現在では発電用水、農業用水、水道用水などに利用され、神奈川県における給水人口の約6割に水道水を供給しながら我々の生活を支えてくれる重要な川だ。そんな神奈川県の大動脈を治水・利水するためにできた津久井湖の入り口に、湘南と西湘に続いて新たにU-BASEの3店舗目となる『U-BASE相模』が今年の8月にオープンした。
神奈川県では人口増加に伴って、水源の確保が不可欠となった。そのために作られた相模ダムと城山ダムによってできたのが相模湖と津久井湖であり、それぞれの周辺には豊かな自然が残っていて、四季を通じてアウトドアレジャーを楽しめる人気のスポットとなっている。湖ではワカサギやブラックバス、ヘラブナなどが釣れ、本流である相模川は古くから『鮎川』と呼ばれているようにアユ釣りの名所としても知られる。よって都心から小一時間で行くことができるこのエリアは、初心者から玄人まで楽しむことが出来る関東随一の釣り場となっている。『U-BASE相模』ではこの立地を生かし、地元・相模原市の老舗釣具専門店『フィッシング相模屋』のセレクトによるフィッシングギアを販売している。当然ながら今までのU-BASEと同様、オリジナルキャンピングカーやRV車、そしてアウトドア用品も約8000点が取り揃えられている。
”クルマと遊びと個性をカタチにする”という新たなクルマの楽しみ方とライフスタイルを提案するU-BASEの中でも、”アウトドアの前線基地”と位置付けられている『U-BASE相模』。そこでは新たな試みとして『U-BASE COFFEE』が併設され、カフェ内ではUCCとコラボレーションしたオリジナルブレンドのコーヒーを飲むことができる。店内は外観同様にアメリカンテイストで全体的に明るくてゆったりと広く、雑貨店のような入りやすさと居心地の良さが印象的だ。休日ともなれば大勢の釣り人やアウトドア客で賑わうこのエリアだが、”アウトドアの前線基地”に寄ればゆとりある空間が確保された本格的なカフェが待っており、旅やアウトドアアクティビティの途中にギアの補充をしながら一息つくこともできる。
カーディーラーと聞けば、どうしても画一的な店構えやサービスを連想してしまうだろう。しかしU-BASEは積極的に地域に密着することでそのカテゴリーを飛びぬけて、クルマを通じてその土地の魅力をも発信する情報発信基地となっているかもしれない。古くから湖や川は苦渋と豊穣をもたらしながら、流域の人々の暮らしと深く結びつき深くかかわってきた。今回のU-VOICEでは”森と川と湖の街”である相模原市に新たに誕生した『U-BASE相模』の石田店長へ、その意気込みと想いを語ってもらった。
U-BASE編集部(以降、UB):U-BASEとして3店舗目となるU-BASE相模ですが、どんな特徴のあるお店なのでしょうか?
石田店長(以降、I):ここは津久井湖や相模湖への入り口なので、そういった立地を活かしてアウトドアグッズ以外にも釣具を充実させています。また店内にカフェを併設していることもあって、カーディーラー特有の入りづらさを取っ払った、親しみやすさがウチの魅力の一つでもあります。
UB:釣具のセレクトに関して教えていただけますか?
I:、釣具は地元のフィッシング相模屋さんによるセレクトとなっています。ちなみにアウトドアグッズに関しては、湘南店と同じくオレンジさんのセレクトによるものです。当店の特色の1つである釣具は、津久井湖や相模湖の周辺でどういった釣りが出来て、どういった遊びが出来るのかを念頭に、このエリアでの釣りに合わせたフィッシングギアを相模屋さんに選んでもらっています。現在ウチで取り扱っているブランドに『OSP』や『アルフハイト』、『プロフェッサー』などがありますが、これらは相模や厚木といった地元のブランドです。そのような感じで、ギアのセレクトはこのお店の立地をいかしたセレクトをプロに任せております。
UB:お客様には釣りに関しての質問をされそうですが、釣りに詳しいスタッフはいらっしゃいますか?
I:はい、当店には2名います。(その場に同席していた)熊谷は自前のボートも持っているくらいバス釣りが好きで、地元出身であることもあって釣りに関してよく質問されていますね。「今日これで釣れたから」って釣り帰りのお客様が寄って買ってくれる際に声かけられたりしていますね(笑)。
UB:このお店は釣り初心者にとって入りやすいかもしれませんね。
I:このエリアでの釣りに関しては、初心者から玄人まで納得いくギアを揃えています。当店は都心から来る際の“湖の入り口”になっていますし、カフェやアウトドアギアも数多く並んでいますから、我々もカーディーラーとして車だけをゴリゴリと推すことはありませんから。それと当店ではもともとカーディーラーにある”入りづらさ”を取っ払い、クルマに興味のない人や地元の人でも入りやすい、居心地のいいお店を意識的に目指しています。
UB:そうですね、先ほどからお客様がコーヒーを飲みながらゆったりと過ごされている姿が非常に印象的です。味も本格的で美味しかったです。コーヒーにこだわりはありますか?
I:ええ、あのご夫婦は地元の方で常連です(笑)。もちろんコーヒーの味にはしっかりとこだわっています。UCCさんとコラボレーションしているU-BASEのオリジナルブレンドでは季節によって豆の配合を変え、四季折々の味を楽しめるようにしています。オープンから9月末までは夏バージョンで、10月からの秋のフレーバーはより深みがある味となっています。まだ先ですが12月には期間限定のクリスマスブレンドも開発中ですのでお楽しみにしてください。
UB:車目当てではなく、アウトドアグッズやコーヒーを目当てのお客様も多いですか?
I:そうですね、土日に来場しているほとんどのお客様はグッズを目当ての方が多いです。コーヒーやこのお店を気に入ってくれて毎日のように来てくれる地元のお客様もいらっしゃいます。
UB:石田店長ご自身のアウトドアやカーライフに関してお聞きできますか?
I:アウトドアはずっと好きです。自分はテントを張ってそこで寝るワクワクがたまらないので、車中泊よりもテント泊がメインですね。
UB:こちらでもキャンピングカーのレンタルは始まっていますね?
I:はい、9月から初めてなかなか好評です。キャンピングカーの購入を検討されている方はもちろん、キャンプを始めたい方、テント泊しかしたことない方、そしてペットも一緒に旅行したい方など、皆さんに体験してもらいたいです。
UB:展示されている車が他店とは一味違う印象がありますが、選んでいるポイントはありますか?
I:湘南や西湘はスポーツやラグジュアリー、アウトドアや一般的なものまで様々な車が展示されていますが、僕の中ではこの地域の特色に合わせたものが見せられたらなと思っているので、SUVに特化した展示をさせてもらっています。近くに第二展示場がありまして、そこには色々な車がございます。
UB:U-BASE相模の魅力やこだわりはなんですか?
I:もちろん車のラインアップもこだわりですが、日によって変わりますし、SUVに特化したラインアップを組めないタイミングもやってきます。そのとき、やはり一番のこだわりはこのお店への”入りやすさ”ですかね。お客様にそう思っていただけているかはわかりませんが、僕個人としてはお店への入りやすさにはこだわりたい続けたいと思っています。それとスタッフの明るさですね。
UB:それでは最後にお客様、読者に一言ありますか?
I:普通のカーディーラーとはちょっと違う”居心地”と”入りやすさ”を意識しています。本当にコーヒーを飲み来るだけでも構わないので、ぜひ遊びに寄ってください!
Event Information
11月5、6日に相模総合補給廠返還地で開催されるカーショー×キャンプイベント『Let's Chill Out!2022』へU-BASE相模が出店いたします。
日本では初となる"アウトドア×カスタムカー"をメインに多様かつスペシャルなカルチャーが集結するイベントです。
U-BASE相模は特設ブースにてU-BASEキャンパーの展示、アウトドアグッズ等の販売を行いますので、是非ご来場をお待ちしております!
『Let's Chill Out!2022』
【日時】
11月5日(土) 11:00~21:00
11月6日(日) 9:00~16:00
※雨天決行、荒天中止、前泊有り、ペット入場可
【会場】
米陸軍相模総合補給廠(しょう)一部返還地
〒252-0205 神奈川県相模原市中央区小山2651-3外
相模原駅北口から徒歩8分
相模原スポーツ・レクリエーションパーク前
イベント詳細はこちらから
U-BASE 相模
住所:〒252-0113 神奈川県相模原市緑区谷ヶ原1-17−13
電話:042-783-1511
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日