U-VOICE Vol.01 sotosotodays バイヤー野毛陽平
「自分だけの一台を創る」をコンセプトに、アウトドアやキャンプといった趣味とクルマの融合を実現するショールーム『U-BASE』。昨年10月にオープンした『U-BASE SHONAN』から期間限定のポップアップショップ『U-BASEアンテナショップ アリオ橋本』を挟み、わずか1年足らずで2つ目のショールームとなる『U-BASE SEISHO』が2021年6月25日、小田原ダイナシティ施設内にオープンした。
高速を使えば車で渋谷から約1時間、電車なら東京駅から約80分、新幹線を使えばたったの35分という小田原を中心とした西湘地区。この神奈川県西部に広がるエリアは東京と程よい距離を保ち、都会の生活では感じることが難しい穏やかな空気と自然にあふれている。
そんな小田原で初心者からベテランまで、多くのキャンパーを魅了しているのがアウトドアギア専門店『sotosotodays』だ。『U-BASE SEISHO』のショールーム内に所狭しと並ぶアイテムたちは、コラボレーションとして地元の『sotosotodays』がU-BASEのコンセプトに沿ってセレクトしたものだ。
第1回目のインタビューとなる今回は『sotosotodays』のバイヤー野毛陽平さんをむかえ、今回のショールームに関して、また自身のアウトドア感について聞いてみた。
U-BASE編集部(以下、UB):『sotosotodays』で働くことになったきっかけは何ですか?
sotosotodays 野毛陽平(以下、N):前職も別のアウトドアのお店で働いていて、『sotosotodays』がオープンするタイミングで、以前一緒に働いていた元同僚に声を掛けてもらいました。
UB:オープンしたのはいつですか?
N:今7年目なので、2015年ですね。
UB:アウトドアに興味をもったきっかけは?
N:実はうちの家族が元々アウトドア一家で、4〜5歳からスキーを始めていましたし、もちろんキャンプにも行っていました。ですから完全に両親の影響ですね。
UB:プライベートでキャンプに行くならどういったところですか?
N:自分が若いときは、そこまで場所にこだわらずに自由に移動して決めていました。けれど今は子供が2人いるのでそれなりのアクティビティ、たとえば川があったりアスレチックが出来たり、近くに何か自然で遊べるところがあるような、ファミリーキャンプが出来る場所を探していますね。
UB:それでは車をお持ちですね、こだわりはありますか?
N:ずっとSUVが好きで、最初に車を買ったのもハイラックス サーフですし、今はプラドに乗っています。単純にSUVが好きですね。
UB:自分流のオートキャンプの楽しみ方や醍醐味はありますか?
N:特にはありませんが、ただ子供と一緒になって遊ぶ。それで結局は子供に学ばせてもらうという感じですかね、遊びを(笑)。
UB:それが自然に遊びに行く1つの良さかもしれませんね?
N:そうですね。自然の中で遊んでいると予想していないことが起きるので、怪我をしたりすることもあります。そういったことを乗り越えていくことで経験へと繋がり、色々なことが学べます。
UB:南足柄にキャンプ場『sotosotodays CAMPGROUNDS』がありますね、そして4月からは山中湖『みさきキャンプ場』の運営を開始しました。こちらに関して聞かせてください?
N:ひょんなことから『みさきキャンプ場』の運営の話を頂きまして。もともと僕らもキャンプ場を探していたし、今も常に探し続けているのですが。
UB:キャンプ場を常に探してるのですか?
N:そうです。今はキャンプやアウトドアがブームとなって、それがカルチャーとなるタイミングです。だからお店はどんどん増えていく。でも、その道具を使う場所であるフィールドが限られているのが現状です。増えているユーザーの割合にフィールドの量が追いついていないんです。
UB:なるほど。
N:僕らとしてはお店を増やすのであれば、実際のところキャンプ場も増やして使ってもらえるフィールドも増やさないことには、買ってもらったけど結局使えなかったというのが一番残念なので。使えるところがあるから買おうね、っていう風になっていかないといけないと思います。これは逆転してはいけないコトですね。
UB:それは盲点でしたし感心させられますね。
N:モノやコトを提案している側でいる以上、これは考えないといけない問題だと思いますし、道具を使ってもらえないで販売しているっていうのはちょっと悲しいと思いますね。
UB:U-BASE内とsotosotodays本店との商品の違いは?
N:コンセプトに合わしてセレクトしているので、双方にとって置いていない商品などが多数あります。地元の店でそんなに遠くないので、両方のお店を見てもらうのも面白いと思います。
UB:U-BASEこだわりのポイントは?
N:U-BASEにある商品は車で出かける前提の、車に積んで持っていけるアイテムを中心にセレクトしていますね。うちの本店では出来ない車込みでのアイテムの提案が出来るのは魅力的ですね。
UB:こちらの商品を見るだけに来店することも可能なんですよね?
N:はい、もちろんです!
UB:お店のホームページを見ると様々なイベントやワークショップを企画されていますが、そういったことはU-BASE SEISHOでも予定されているのですか?
N:はい、予定しています。今はコロナ禍なので自重していますが、落ち着いたらタイミングをみてやりたいなと思っています。
UB:今後U-BASE SEISHO内で取り組みたいことなどありますか?
N:本当はこの店頭前の広場にテントを張って、焚き火を囲むようなイベントをやってみたいですけどね(笑)。まあワークショップを拡大したような、このモール全体でやっているような取り組みなどはしたいとは思っています。
それと今は車中泊をやられる方も多いので、「車に入れたらこんな感じなんだ」と裏のガレージまで車を持ってきてもらって、洋服の試着のように実際に車に載せれることを試すことが出来るサービス。他では見ないので、U-BASEでは出来たらいいなと提案しているところです。
UB:それでは最後にお客様へ一言お願いします。
N:本店も近いですし、二つともにそれぞれ違った商品を置いていますので是非ハシゴしてほしいですね(笑)。そしてそれを持ってフィールドに遊びに行ってほしいです。
sotosotodays
神奈川県小田原市扇町2-32-6
https://sotosotodays.com/
ALL PHOTOGRAPHED BY MASAYUKI KATSUNO