Traveling with HIACE – Tani Kentaro
ハイエースをカスタムして車中泊や旅行、あるいはキャンピングカー仕様にしているオーナーさんを紹介する企画「Traveling with HIACE」。第一回は神奈川県茅ヶ崎に在住のKENTAROさんをご紹介。
KENTAROさんは妻のMIKAさんと今年21歳になる長男、19歳になる長女、そして1歳になるオールドイングリッシュシープドッグのTAM TAMくんと一緒に茅ヶ崎の海岸から徒歩7分という身近に海が感じられる生活をしていらっしゃいます。
もともとKENTAROさんもビーチライフを満喫されておりボディーボードも何十年にも及んで楽しんでいらっしゃったよう。さらに熱心だったのは長男が幼少期から励んでいたサーフィンを懸命にバックアップされていたこと。なんと、公認ジャッジまで取得したとのことです!
KENTAROさん曰く「湘南エリアはもちろん、北は茨城、西は宮崎や徳島などたくさんのサーフスポットへと車中泊を繰り返してサーフトリップを行いました。」
現在、9年前に新車でご購入され、車高を4cmほどインチダウンしたTOYOTA HIACE・SUPER GLがKENTAROさんの愛車です。
KENTAROさん(写真中)、妻のMIKAさん(写真・右)、妹のMIKIKOさん(写真・左)、そしてTam Tamくん。
車高を4cmほどインチダウンしたTOYOTA HIACE・SUPER GL。
「サーフトリップではサーフボードを積むのはもちろん、ウェットスーツを干す場所や安定した睡眠を確保できる場所、そして快適な車中泊を楽しむための断熱や寒さ対策が必要。」と、それぞれの用途に合わせた設備を紹介してくれました。
サーフボードが積めるように車内天井にパイプを張っている。またパイプは保護用のスポンジが覆われてあった。全てKentaroさんの手作業によるもの。
ウェットスーツなど海で濡れたものを干すためのパイプも当然備えられている。
夏にはリアウィンドウ(写真・上)とサイドウインドウ(写真・下)を開けても虫が入らないようにと蚊帳が設置されている。
蚊帳はユーアイビークルというハイエース200系カスタムパーツ、オリジナルパーツ専門店で購入されたとのこと。ドライバー1本あれば自分で取り付け出来るよ。とKENTAROさん。
ブルーの毛布が敷いてあるのは安定した睡眠を確保するためのシート。毛布の下側に、キャンプチェアーやテーブル、サーフトリップに必要な生活用品が詰め込まれている。夏はさらっとした感触が好きだという、インドネシア・バリのバティックという大きな布地を敷いているそう。
ベッドは取り外しが可能になっており、用途に合わせた使い方ができる。分割できるベッドを上げれば、自転車もそのまま積めるとのこと。
荷室全面が床張り加工されている。当然床材とシャーシの間には断熱材が敷かれているとのこと。
Webasto(べバスト)のFFヒーターは冬の寒い日でも車内を快適に温めるために必要不可欠。雪山での車中泊でも、Tシャツで寝られる。
Webasto社公認FFヒーター・タイマーコントローラー WEBCON。「UP」「DOWN」のボタンで1℃単位の温度設定や分単位のタイマー(On/Off)設定も可能。
床だけでなく車内は全て断熱防音加工のシートが施されている。夏は車外からの熱遮断、冬は内部暖気を逃がさない効果があり、車中泊する人たちにとってはとても大切なカスタム。
モータースポーツとしても楽しむために。運転を楽しむために。
車を運転することがそもそも大好きだと話をされるKENTAROさん。
KENTAROさんのもう一つのこだわり。それは、モータースポーツとしても楽しみたい。ということ。
高校1年からアメリカ・ボストンに留学。17歳の頃にはアメリカでドライバーライセンスを取得するほどの車好きだったよう。そんなKENTAROさんだからこそ運転することも楽しめるようにと、アクセルとブレーキのペダルをカスタム。
踏み心地にこだわって付け替えたのは、他のTOYOTA のスポーツカー用純正パーツとして使われているアクセルとブレーキのパーツ。走る。止まる。という運転に必要な動作をダイレクトに楽しみたいというこだわり。
一番触れる部品であるハンドルとシフトノブは、純正の樹脂製から、本革製の他車種用のトヨタ純正部品に交換し、より良い感触や滑りにくさを得ています。
「お兄ちゃんのマニアっぷりは今に始まったことじゃないけど、車の話をしている時はいつも嬉しそうな顔をしている。」と、妹のMIKIKOさん。
毎週のように長距離運転を重ねたサーフトリップは、長男の大学入学とともに回数が減っている。そして、今はもっぱら妻のMIKAさんと一緒にTam Tamくん(犬種:オールドイングリッシュシープドック)とのオフ会などで遠出されるようです。取材があった次の日には「静岡の沼津に、みんなに会いに行く」とのことでした。
現在では15万km近くを走行されているというKENTAROさんのハイエースSUPER GLですが、もともと頑丈に作られていることに加え、耐久性の高いディーゼル車ということで『まだまだ乗り継ぐことができるんです。』と笑顔で話をされていました。
富士山を背景に、Tam Tamくん。家族の癒しだ。
U-BASE湘南では“あなただけのオンリーワンカスタム”にお応えします。あなたらしさのクルマお探しの方はぜひお気軽にご相談ください。
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